金魚のうたた寝

映画、漫画、小説などの話

世界の黒澤監督 七人の侍

七人の侍      1954年

 

物語

盗賊と化した野武士から村を守るために、農民が七人の侍を雇い、七人が野武士らと戦う。

七人の侍

ジョージ・ルーカスが黒澤に影響を受けたことは有名な話ですが、黒澤監督ってそんなに凄いのかという話。

ちょうど一年くらい前でしたが、TOHO系「午前十時の映画祭」という企画上映があり、4Kデジタルリマスター版の「七人の侍」が上映されたました。スクリーンで黒澤映画を見れるチャンスは見逃せないと思い劇場に行きました。 「七人の侍」はテレビで見た事もありますが、通しで見るのは初めてです。

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 映画は白黒で、しかも3時間を超える長編(上映の途中で休憩時間が入る)ですが、作品世界に引き込まれ飽きずに見られます。特に後半の戦いのシーンは息をのむ展開。主演の志村喬三船敏郎、その他の俳優の演技も実に活き活きとしていた。

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映画は難しいところ無し、スター・ウォーズ同様、娯楽作品。アクション有りお色気有り。

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本当に面白い作品でした。

おしまい‥、では無い。

 

これが1954年に制作された映画か!と思うと本当に驚き。映像が凄すぎ。黒澤監督は10年先を行っている。世界中の映画監督に与えた衝撃が何となくわかった気がした。

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おしまい。

スター・ウォーズ

スター・ウォーズ / ショージ・ルーカス

 

映画『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』は12月15日(金)全国公開。

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スター・ウォ-ズの第一作を見たときは子供ですが、映像の素晴らしさに感動しました。

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ジョージ・ルーカス監督は1作目を公開する前に友人や関係者を呼んで試写会をやったそうです。

試写終了後、気まずい沈黙‥

やがて友人たちは、幼稚な子供向けのストーリ-だとか、物語の背景がわからないとか酷評を浴びせます。奥さんも映画の失敗を想像し泣き出す始末。

しかし、その中で一人だけ「スター・ウォーズ」を絶賛した人がいました。スピルバーグ監督です。

スピルバーグ監督は、「スター・ウォーズ」が持つ無邪気さ純粋さはルーカス監督そのものであり、観客は、きっと彼とこの映画を愛するだろうと映画の大ヒットを予想したそうです。

 この2人は本当に偉大な監督ですね・・・

 

スターウォーズ・シリーズ〉
第一部
第1話  ファントム・メナス 1999年
第2話  クローンの攻撃   2002年
第3話  シスの復讐     2005年

第二部
第4話  新たなる希望      1977年
第5話  帝国の逆襲       1980年
第6話  ジェダイの帰還   1983年

第三部
第7話  フォースの覚醒   2015年
第8話  最後のジェダイ   2017年
第9話  副題 未定       2019年

 

しかしこれだけ長い期間かけて映像化される作品って他にないですよね。

1977年、第一作を見た子供は、もうお父さんになっている。

お父さんと言えば・・・

 

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 ルーク 私がお前の父親だ。

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嘘だああああ

 このシリーズのハイライトです。おしまい。

ガンダムへの複雑な思い

機動戦士ガンダム

 

 機動戦士ガンダム 劇場版メモリアルボックス [DVD]

機動戦士ガンダムが放映されたのは1979年。38年経って、まだシリーズが続いている。

 

僕にとって、機動戦士ガンダムはファーストが全てで、今やってるガンダムって全く別のロボットアニメです。

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別のロボットアニメと言えば、日本サンライズガンダムのヒット以降ポストガンダム作品をたくさん出していました。

 

印象に残っているところでも

 伝説巨神イデオン

 戦闘メカ ザブングル

 太陽の牙 ダグラム

 聖戦士ダンバイン

 重戦機エルガイム

 装甲騎兵ボトムズ

 銀河漂流バイファム

 巨神ゴーグ

 

個人的には戦闘メカ ザブングルがコミカルで面白かった。結構人気あったと思います。

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あと破滅的なラストが「伝説」の伝説巨神イデオンとかも好きです。

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その他の作品も、当時はそれなりにヒットしていたのですが、結局、ガンダムを超える作品は出せなかったという事だと思います。現在ロボットアニメとして生き残ったのは、制作会社にとって安定収入の見込めるガンダムだけになってしまいました。

 

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「悲しいけど、これビジネスなのよね。」

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「新しいガンダムシリーズを量産するのだ」

 

以上、ガンダムへの複雑な思いでした。

 

 

 

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

  

 

 

 

この世界の片隅に

この世界の片隅に  2016年 片渕須直監督

 

アニー賞にノミネートされたそうです。果たして海外で評価されるかどうか?

この世界の片隅に [DVD]

今年、映画館で見た唯一の映画です。月に1回くらいの頻度で映画館に行きたいと思うのですが、1800円も払っても見たい映画って最近あまりないです。金返せ映画はありますが・・・

 本作、戦争を扱ったアニメということで「火垂るの墓」みたいなものを覚悟していましたが、ただただ悲惨という話ではありませんでした。

すずの視点を通し、原爆投下前の広島の様子や、戦時下のすずや家族の暮らしぶりが精緻に淡々と描かれた映画でした。ステレオタイプなメッセージは薄いので、その分、見終わった後、ごく普通の人にとって戦争がどういうものだったかを考えさせられました。

 いい映画だったと思います。劇場で見た価値はありました。

ミライザーバン

ミライザーバン / 松本零士

物語

主人公 井台半は、科学者であり両親を実験中の事故て亡くす。両親の研究助手であった有紀螢は半に、両親の研究成果である人体改造を施す。その後、半に変化が起こる。今迄解けなかった数式が解けるようになったり、両親の交友関係や口座番号がいつの間にか頭の中に入っているのだ。しかし変化はこれに止まらなかった。

 ミライザーバン  【コミックセット】

 

松本零士さんの漫画に「時の輪」という概念が出てくるが、本作は、そんなテーマを扱ったSF。四畳半物語に出てくるような主人公は過去や未来に存在する半の祖先や子孫と意識や記憶を共有する超人になる。様々な時代に存在するミライザーバンのエピソードが印象的だった。

 

ジョジョで、プッチ神父の「時の一巡」という概念が出てくるので、その連想で思いだした。

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ジョジョの奇妙な冒険

ジョジョの奇妙な冒険 / 荒木飛呂彦

 

連載開始が1986年。主人公や舞台を変えながら30年以上続くシリーズとなっている。

 

第1部 ファントムブラッド 

ジョジョの奇妙な冒険 (1) (ジャンプ・コミックス)

第2部 戦闘潮流 

ジョジョの奇妙な冒険 (5) (ジャンプ・コミックス)

第3部 スターダストクルセイダース 

ジョジョの奇妙な冒険 (12) (ジャンプ・コミックス)

第4部 ダイヤモンドは砕けない 

ジョジョの奇妙な冒険 (29) (ジャンプ・コミックス)

第5部 黄金の風 

ジョジョの奇妙な冒険 (47) (ジャンプ・コミックス)

第6部 ストーンオーシャン 

ストーンオーシャン―ジョジョの奇妙な冒険 Part6 (1) (ジャンプ・コミックス)

第7部 スティール・ボール・ラン

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 第8部 ジョジョリオン

ジョジョリオン volume 1―ジョジョの奇妙な冒険part8 ようこそ杜王町へ (ジャンプコミックス)

 

一番好きなのは「スターダストクルセーダス」ここからスタンドが登場。超能力を可視化するアイデアを生み出したことでジョジョ・ワールドが確立した。 

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 「ダイヤモンドは砕けない」も面白い。岸部露伴トニオ・トラサルディーとかユニークなキャラクターが登場している。

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僕が読んでいたのは「黄金の風」まで。この辺りから話が単純でなくなった。主人公はギャングスターを目指し典型的な少年漫画の主人公ではなくなった。

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ストーンオーシャン」は主人公が女性。感情移入しにくく脱落してしまいました。第6部は評価が割れていますが、続きはいつか読む楽しみに残しておきます。

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ハート・ブルー

 

ハート・ブルー    1991年

 

物語

カリフォルニア、ベニス・ビーチで続発する銀行強盗。新人FBIのジョニー・ユタは、犯人一味はサーファーではないかというベテラン捜査官の推理を裏付けるため、ビーチに潜入するのだが…… 

ハート・ブルー [DVD]

キアヌ・リーブス  27才

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カッコいいしストーリーも最高だった。

個人的にはキアヌ・リーブスの最高傑作。

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犯人を追いパラシュートを着けずにスカイダイビングする。(特撮ですが)

 

 

マトリックス(1999年)お馴染みのシーン

この時、35才。

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 今53才、相変わらずカッコいいね。

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