金魚のうたた寝

映画、漫画、小説などの話

2018-01-26から1日間の記事一覧

小説 : 解錠師

解錠師 スティーブン・ハミルトン 物語 八歳の時にある出来事から言葉を失ってしまったマイク。だが彼には才能があった。絵を描くこと、そしてどんな錠も開くことが出来る才能だ。孤独な彼は錠前を友に成長する。やがて高校生となったある日、ひょんなことか…

僕をミステリー嫌いにした小説 ③

イニシエーションラブ 乾くるみ 恋愛小説+ミステリー 80年代のラブストーリーも悪くないです…が、最後の「どんでん返し」、ニヤッとはしますが、なんか後味が悪い。 二度、読んだりはしません。 映像化が難しい作品ですが、映画化されて驚きました。 ↑乾 く…

僕をミステリー嫌いにした小説 ②

葉桜の季節に君を想うということ 歌野晶午 これも、「どんでん返し」なんですが、そもそも「どんでん返し」にする必然性を感じないのです。普通に探偵ストーリーでいいよ。 ↑歌野晶午 「葉桜の季節に君を想うということ」なんて思わせぶりなタイトルから「ど…

僕をミステリー嫌いにした小説 ①

さよならドビュッシー 中山七里 ピアニスト岬洋介が登場する「岬洋介シリーズ」の第1作。 僕はミステリーは苦手。トリックがあざとく感じてしまうのが一つの理由です。 中山七里さんのデビュー作で、「このミステリーが凄い」の大賞受賞作品です。 読み終わ…

ニッポン無責任時代

ニッポン無責任時代 1962年 植木等演じる無責任男(無責任というより、ペテン師なんだけど)、口先三寸で世渡りして、どんどん出世する。女性関係も、C調なんだけど、もてもてで人気者。こつこつやる奴ぁご苦労さん、って展開です。(C調…ちょうしイイを逆…