金魚のうたた寝

映画、漫画、小説などの話

そうだ小説を読もう 8

数学的にありえない/アダム ファウアー

 

破滅寸前の天才数学者ケイン。彼を悩ませる謎の神経失調には大きな秘密があった。それは、世界を根底から揺るがす「能力」の萌芽だったのだ。それを狙い、政府の秘密機関“科学技術研究所”が動き出し、その権力を駆使してケインを追いはじめた。なぜ彼らはケインを追うのか?彼らが狙うケインの「能力」とは何なのか?そして科学者トヴァスキーが進める「研究」の目的とは?執拗な追手から逃れつつ、ケインはその謎に迫ってゆく。いくつもの物語が謎をはらんで一斉に疾走、ここに前代未聞のアイデアを仕込んだジェットコースター・サスペンスが幕を開ける。第1回世界スリラー作家クラブ新人賞受賞作。Google bookより

数学的にありえない〈上〉 (文春文庫)

 

いや、これは最高に面白かった。アイデアが秀逸なのと書評にあるように、スピード感のあるストーリー展開が楽しめる。SF、サスペンス、アクション、超大作映画を観たような読後感。