金魚のうたた寝

映画、漫画、小説などの話

得体の知れない巨人

進撃の巨人 /  諫山創

 

進撃の巨人 セット  コミック 1-22巻 セット 

 

ダークファンタジー作品で世界観が独特。いきなり巨人が現れで人を喰う、人間が巨人と闘う。

 

最初、読んだ時の感想は、大したストーリー無い、戦っているだけ。

巨人のデザインとかインパクト有るし、世界観も独特だけど、何かマニア向けで一般ウケしそうにないと思った。

 

しかし、単行本累計6000万部を突破する。

 

自分の感性の方が鈍いのだろうか、この漫画の魅力を見誤ったようだ。この漫画の本質は巨大な謎解きにある。そうミステリー作品なのだ。

闘いやストーリー展開の中で少しづつ謎が解ける、また、あらたな謎が出てくる。

 

エヴァンゲリオンで、使徒の正体とか、人類補完計画とかで盛り上がったのと同じで、巨人の正体、目的などについて、読者はハマっていくようだ。

 

まだ連載中で完結していないが、物語のラストが気になる。ミステリーはラストが重要だ。全ての謎が解き明かされて解放感ある展開になるのだろうか。ラストが良ければ傑作になると思う。

この漫画は得体の知れない巨人だ。