ドラゴンボール / 鳥山 明
海外でも受け入れられた作品。今も新作アニメが放映されている。内容的に面白かったのはフリーザー編までだろうか。あれだけ強かったフリーザーがトランクスに一刀両断されてから、強さのインフレが始まる。悟空の変身は、スーパーサイヤ人2→3→ゴッド→ブルーと五段階になり最近は更に上に行く極意を身につける。死んだキャラの復活や、仙豆など回復系アイテムもある。コンフュージョンなど合体技まで、もう、なんでも有り。ライバルもどんどん強くなり神様レベルのバトルになった。
「子供向け」言えばそれまでだが、この作品が世界中で愛されているのは、ひとえにキャラクターの魅力だと思う。アメコミの世界のスーパーマンやバットマンのように、本当に良いキャラクターは物語の世界を超えて生き続ける。ドラゴンボールはそういう漫画に変身している。
現在、コミックはとよたろう さんが描いている。とよたろう さんは鳥山明さんのファンで、同人誌作家としてドラゴンボールの二次創作作品を描いていた人だが、鳥山明さんの絵と見間違う程の画力があり、鳥山明さんが正式なスタッフとした。
鳥山明さんはドラゴンボールを自ら執筆をする創作活動としてではなく、原作者としてプロデュースすることにしたようだ。