金魚のうたた寝

映画、漫画、小説などの話

そうだ小説を読もう 16

アルジャーノンに花束をダニエル・キイス 

 

 物語

 32歳になっても幼児なみの知能しかないチャーリイ・ゴードン。そんな彼に夢のような話が舞いこんだ。大学の先生が頭をよくしてくれるというのだ。これにとびついた彼は、白ネズミのアルジャーノンを競争相手に検査を受ける。やがて手術によりチャーリイの知能は向上していく…天才に変貌した青年が愛や憎しみ、喜びや孤独を通して知る人の心の真実とは?

 

アルジャーノンに花束を〔新版〕

 エンターテーメントではないのだけど、外国作家の方は、ストーリーをしっかり構成するので読み応えがある。哀しい話ではあるが、知的障害者への差別や迫害などの問題についてフィクションを通して考えさせられる名著。

 

ミュージカルやドラマにもなっているが、これは本で読む(主人公の視線で見る)方が100倍いいと思う。