金魚のうたた寝

映画、漫画、小説などの話

閑話 NO STORY, NO LIFE

フィクションに対する閑話

 

故 児玉 清さんは大の読書家でしたが

 「是非、本を、それもフィクションを読んでください。目に見えるものだけが現実ではありません。フィクションを読むことで、かえって現実が良く見えるようになる」とフィクションを読むことを勧めていました。

 

 寝ても覚めても本の虫 (新潮文庫)

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ジャーナリスト立花隆さんなんかは、「フィクションは読まない。人が頭の中でこしらえあげたお話を読むのは時間がもったいない」と言っています。膨大な事実から物語を見つけ出す仕事だからでしょうか。

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(でも読書量は半端じゃなさそう)

 

 このブログで過去に見た映画や漫画、読んだ小説などを振り返っていると、自分の人生にとってフィクションというのが重要な構成要素になっているように思います。

 

リアルな人生というのが、あまり面白くないと言ってしまうと語弊がありますが、フィクションである物語や人物が、現実の世界の人間以上に影響力を持っていて、リアルな人生に意味を与えてくれているのだと思います。

 

世の中にはスポーツ漫画を見て実際にスポーツ選手になった人や、松本零士さんの漫画を読んで宇宙飛行士になった人もいます。物語との出会いが人生を変えることも多いのです。

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 世界で一番読まれた物語は聖書です。聖書がフィクションかノンフィクションかは議論がありますが、この物語が西洋文明や現代社会の構築に果たした役割は否定できません。

聖書物語 新約篇

 

話が拡散しましたが、これからも面白い小説や映画、良著に出会いたいものです。

 

NO STORY, NO LIFE

物語のない人生なんて、つまらない。