金魚のうたた寝

映画、漫画、小説などの話

ミクロの決死圏

 ミクロの決死圏   1966年 

 

物語

アメリカ亡命の直後に襲撃されて、脳にダメージを受けた科学者を救うため、米政府は医療チームを潜水艦ごとミクロ化し、体内に送り込んで手術する作戦を決行する。患者の体内に入り込まれた5人のチームは60分以内に患部を探し出し、手術を完了しなければならなかった。 

ミクロの決死圏 [DVD] 

懐かしいSF作品。好きでした。当時の特撮はCGとかなくてチャチだけど、その不完全な部分を想像力が補うので、かえってリアリティを感じたりする。一時間というリミットがドラマに緊迫感がある。

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 インナースペース    1987年

物語

ミクロ化の実験でウサギの体内に入ろうとしていた特殊潜行艇が、とんでもないトラブルから、誤って実験とは無関係の人間の体内に入ってしまうSFコメデイ。

インナー・スペース (字幕版)
ミクロの決死圏」のつもりで映画館に行ったけど期待外れのドタバタ喜劇でした。期待値を上げなければ、そこそこ楽しめる作品ですが。

 

ミクロの決死圏」のアイデア手塚治虫さんだったのではないか、という話。実際に1948年にはミクロ化して病原菌をやっつける作品を出版している。

 「吸血魔団」 手塚治虫  1948年

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藤子F不二雄も「ミクロの決死圏」のようなアイデアを持っていたらしく、映画を観て、先を越されたと悔しがったと言われている

 ドラえもん のネタとして使っています。

「たとえ胃の中、水の中」

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現実になりつつある体内治療

カプセル内視鏡とか、ナノテクを使った標的攻撃型の抗ガン剤など体内治療が実現している。科学の進歩は凄いね。

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 リメイク版の噂

ジェームス・キャメロン製作総指揮、ギレルモ・デル・トロ監督のリメイク版の製作が予定されているらしい。アビスみたいな感じかな。

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期待半分、不安半分。