金魚のうたた寝

映画、漫画、小説などの話

僕をミステリー嫌いにした小説 ①

さよならドビュッシー    中山七里

 

ピアニスト岬洋介が登場する「岬洋介シリーズ」の第1作。

さよならドビュッシー (宝島社文庫)

僕はミステリーは苦手。トリックがあざとく感じてしまうのが一つの理由です。


中山七里さんのデビュー作で、「このミステリーが凄い」の大賞受賞作品です。

読み終わった時、ちょっと感動しました。さすが「このミス」大賞受賞作品と思います。ミステリーだけでなく、ドビュッシーの音楽やピアノの演奏について描いているところなど読み応えのある作品でした。

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↑中山七里さん

素晴らしい作品なんですが、なんか腹落ちしないのです。なぜ腹落ちしないのか。

 

中山七里さんを wikiを調べたら、

 ミステリ=驚きの文学であるという思いから、最後の数ページで世界観ががらりと変わるどんでん返しが仕掛けられていることが多く、いつからか「どんでん返しの帝王」などと呼ばれるようになった、と書いてある。

 

そう、この「どんでん返し」が僕の感性に合わないんだ。だって、どんでん返しって、ひどくない⁉︎  最後に「嘘ピョーン」と変わらないじゃないですか。

と言う訳で、MY「ミステリーが嫌いになる小説」大賞にノミネートします。

 

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↑ これは、でんぐり返し。