赤頭巾ちゃん気をつけて 庄司薫
物語
学生運動の煽りを受け、東大入試が中止になるという災難に見舞われた日比谷高校三年の薫くん。そのうえ愛犬が死に、幼馴染の由美と絶交し、踏んだり蹴ったりの一日がスタートする。主人公の薫くんが社会に向けて自分のあるべき姿を考える青春小説。
第61回芥川賞受賞作品 1969年の作品
文学作品らしくない会話調の文体でありながら、芥川賞を受賞したことで、世間を騒がせた。ベストセラーとなり映画化もされた。
ダサっ(笑) 小説のイメージと違うな…
小説は中学生の頃に読んだ。一日の出来事を薫くんが語るスタイルで、ストーリーはあってないようなものだが、進路の悩みとか揺れる気持ちとかに素直に共感が持てた。若い時に読んでおいて良かったなと思う一冊。
当時、時代背景なんかを理解して読んでいたら主人公の気持ちがより理解できたかな。