日本の元祖ヒーローもの、月光仮面。
1958年にテレビドラマとして登場すると国民的な人気となり映画も製作された。
ターバンとサングラス、二丁拳銃が武器。バイクに乗って、疾風のように現れて悪党と戦う正義の味方は、後の特撮ヒーローに大きな影響を与えた。
原作は川内康範さん
経歴を調べると、日蓮宗の寺で育ち「借無上道」〜無償の愛こそがこの世で最も尊いという思想をお持ちになられており、月光仮面も月光菩薩をイメージして作られたヒーローだそうです。
愛の戦士 レインボーマン
物語
レインボーマンに変身するヤマトタケシと、死ね死ね団の戦いが描かれたテレビドラマ。
妹の足を治すため、そして有名になるための資金稼ぎとしてプロレスラーになるべくインドへ修業へ渡った私利私欲の塊だった日本人青年・ヤマトタケシは、ダイバダッタの力を見て人類愛に目覚め、人々のために役立てようと考え方を改める。
敵対する勢力は、日本人を憎悪し日本という国家の滅亡と日本人撲滅を企む、死ね死ね団。宇宙人や怪物などでない秘密結社です。
死ね死ね団というネーミングが酷いですが、川内康範さんがアジア各地で石を投げられながらも戦没者の遺骨を収集した際の体験から生まれたようです。
レインボーマンの師匠はダイバダッタ。インドの高僧、超能力者だ。
レインボーマンは必要とする能力に合わせて、七曜にちなむ7種類の姿に変化し、それぞれの姿にちなんだ超能力を発揮します。
能力ごとにキャラデザインがあるのが、今見るとジョジョ的で面白いですね。
太陽の化身
土の化身
黄金の化身
草木の化身
水の化身
炎の化身
月の化身
月光仮面とレインボーマン、子供の頃は意識しませんでしたが仏教的な思想から生まれたヒーローだったのですね。