物語
とある日本の地方都市。かつては海上交易で栄えた港町。名を魚深市という。その町が、犯罪を犯し刑期を終えた元受刑者を地方都市へ移住させる政府の極秘プロジェクトの試行都市となる。一般市民には何も知らせずに元受刑者の過去を隠し転入させるこのプロジェクトの全容を知るのは市長とその友人 月末、大塚の3人み。移住するは、凶悪犯罪を犯した11人の元受刑者。
単行本5冊ですが、読み応えあり。犯罪者(元受刑者)の社会復帰の問題も考えさせられる。人間は誰でも犯罪を犯す可能性があると思うが、実際に一線を超えてしまった人を信用できるか、と問われれば正直キツい。そんなことを肌感覚で感じさせる漫画だった。
市の伝統の「のろろ祭り」が不気味でした。人物や舞台設定が秀逸。
今年の漫画読書6冊目
映画も上映中。