金魚のうたた寝

映画、漫画、小説などの話

小説 : いつか陽のあたる場所で

いつか陽のあたる場所で     乃南 アサ
物語
ふとしたつまずきから罪を犯し、前科を背負うことになった芭子と綾香。重い過去と厳しい現実に苦しみながらも、少しずつ前を向いて歩み始めた二人に与えられた、新たな試練。

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 前持ち(前科犯)女性コンビの社会復帰を描いた作品。社会復帰の困難さを受刑者側の視点で描いた作品。

 

小森谷 芭子
29歳。強盗罪で服役していた。裕福な家庭に育ったが、大学在学中に、好きだったホストに貢ぐために、伝言ダイヤルで相手を見つけては昏睡強盗を繰り返し、6件目の犯行後に自宅前で逮捕された。懲役7年。親兄弟・親戚から縁を切られる。

 

 江口 綾香
41歳。殺人罪で服役していた。夫からドメスティック・バイオレンスを受けていたが、夫の暴力が息子にまで及びそうになるのを恐れて夫を殺してしまった。自ら出頭したこととDVがあったことにより情状酌量され懲役5年の判決

 

NHKでドラマ化された。

上戸彩飯島直子が好演した。

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芭子と綾香の友情やなど心温まるところもあるけど、やっぱり重い話になってしまいます。人に言えない過去を持つのは辛いことです。