天国と地獄 1963年
物語
製靴会社常務、権藤の元に「お前の息子を預かった」と電話が入る。だが犯人は常務の運転手、青木の息子を間違って誘拐したことが分かる。身代金は3000万円。青木は常務にお金を出してくれと懇願する。犯人は特急こだまの窓から鉄橋で金を入れたカバンを落とせという。権藤は犯人の要求通りにするが…。
素晴らしい作品だ。誘拐事件を扱ったサスペンスだが、緊張感のある展開で見る者を釘付けにする。
三船敏朗は、いつもながらの貫禄です。
この映画では、三船より犯人役の山崎努が光っていた。ラストのシーンでは素晴らしい演技だった。
モノクロ映画で特殊カラーを入れる演出は驚き。いつも新しいチャレンジがありますね。
当時の江の島とか、車とか興味深く観ました。歴史感じます。
この映画はアクションはありませんが、傑作でした。今年27本目の鑑賞作品。