昔のキッコーマンのCM。
「幸せって、なんだっけ、なんだっけ ♪」
国連が14日、2018年版の世界幸福度ランキングを発表した。トップからフィンランド、ノルウェー、デンマークと続き、日本は54位だった。この記事を読んで幸せについて考えてみた。
フィンランドや北欧諸国は、社会保障制度の充実をはじめ男女や経済の平等、教育水準の高さなどを実現してきた。文化的にも家族やコミュニティを大切にする国だ。
別の調査もある。アメリカの世論調査会社「ギャラップ・インターナショナル」とスイスの「WIN」が毎年発表している「純粋幸福度」の調査では、1位はフィジー、2位コロンビア、3位フィリピン、4位 メキシコ、5位ベトナム。日本は18位。
国連調査と異なり、GDPとか平均寿命とか関係なく、単純に幸せと考えている人が多い国。国民性なんかも出るようです。確かにフィジーには勝てない気がする。
ブータンは国民総生産量ではなく国民総幸福量を政府の政策指標としている。一時期、幸せな国としてマスコミで紹介されていた。
「貧しいながらも楽しい我が家」ではないが、仏教的な価値観、国王を長とした家族的な国家観は、日本人には親近感が湧きますね。
幸福度ランキングとは、逆の見方、WHOの自殺率ランキングはどうだろうか。
1位はグリーンランド 、2位 リトアニア 、3位 韓国、4位 ギニア、5位カザフスタン、日本も自殺者が多く18位。
グリーンランドの自殺率が高いのは、年間の日照時間が少ないためセロトニン不足から鬱病になるとか、飲酒量の多さからくるトラブルなどが指摘されている。
真相は分からないけど、自然環境が人の幸福度に大きな影響を与えるのは間違いない。自然を大切にしましょう。
韓国がアジアでは一番自殺率が高い。熾烈な受験競争や就職難、財閥支配による階級的な格差社会などがあり、生きにくい社会のようだ。韓国の若者の間では「ヘル朝鮮」言うスラングが生まれた。
日本も韓国に似ている。「勝ち組、負け組」のような言葉が流行るような国だ。こういう言葉で社会を煽るマスコミの病理的精神はさておき、「一億総中流」という穏やかな社会は過去のものになり、格差が広がっているのは事実だと思う。
「こら、貧乏人ども この金の糸は己のものだぞ、下りろ、下りろ」 「ぷつっ」
内閣府調査では、15才から39才までの若者のひきこもり数は、狭義で17.6万人・広義は54.1万人いるらしい。「ひきこもっても生きていける程、豊かな国」と皮肉を言っても希望は感じない。
日本ひきこもり協会、会員数54万人!
ありきたりな話、政治が悪い。民主主義だから投票する人の問題だけど。
ユリノミクス、実現した公約ゼロ。しがらみないから気にしない。
満員電車ゼロは少し期待していたけど。
あの石原都知事でも、ディーゼル規制は実現した。粉塵が減ったのを実感している。政治には力があるのだ。
残業ゼロも期待している。
戦えません!
僕の勤めている会社は、だいぶ前に裁量労働制を取り入れている。残業ゼロか残業代ゼロかは議論ありありだが、昔いた、生活残業者(残業代を稼ぐためにダラダラ仕事をする人)はいなくなった。
日本の場合は、完璧主義で効率が悪かったり、付き合い残業のような文化的なところがある。ドイツ人を見習うべきと思うし、やれば出来ると思う。政治ばかりを頼るのはおかしい。
ブラック企業ゼロは、政治の力でなんとかして欲しいですね。
ブラック企業、外は白でも、中は黒。
見分けるのが難しいのかもね。
なんでも社会のせいにしても仕方ない。
おしまい。