奇跡のリンゴ 2013年
物語
絶対に不可能と言われた無農薬リンゴの栽培に成功し、“奇跡のリンゴ”として大きな話題を集めた青森のリンゴ農家・木村秋則の実話の映画化。
青森の自然を背景に、温かな家族愛を描き出していている。コメディ的な要素もあり、泣かせるシーンもあり素晴らしい映画だった。
いつもながら 阿部サダヲの個性的な演技は魅力がある。あと菅野美穂の津軽弁が可愛らしかった。素敵な奥さん役。子役もしっかりしていてキャスティングは大成功だと思う。
脇役もベテランで固めている。山崎努さんが演じる義理の父がなかなか渋い。リンゴを握って、あの世へ行くシーンは決まっていた。
本物の木村秋則さん。周囲から見れば、奇人・変人だが、信念を曲げないで無農薬栽培に挑戦して成功した奇跡の農家だ。
事実は小説より奇なりって言うけど、実話ベースだからこその面白さがある。
中村義洋監督
この映画は、2013年イタリアで開催されたフィレンツェ映画祭で観客賞を受賞しています。
※今年44本目の映画鑑賞