ギルバート・グレイプ 1993年
物語
アイオワ州エンドーラ。生まれてから24年、この退屈な町を出たことがない青年ギルバートは、知的障害を持つ弟アーニー、過食症を病む250kgの母親、2人の姉妹の面倒を見ている。毎日を生きるだけで精一杯のギルバートの前に、ある日トレーラー・ハウスで祖母と旅を続ける少女ベッキーが現れる。ベッキーの出現によりギルバートの疲弊した心にも少しずつ変化が起こっていく……。
ジョニー・デップとレオナルド・ディカプリオが兄弟役で共演する。ディカプリオは障害児の演技は素晴らしい。僕の中ではタイタニックのチャラいイメージがあるのだが、演技力を見直した。
ジョニー・デップとヒロインのジュリエット・ルイス。ジュリエット・ルイスは私生活ではブラッド・ピットと付き合っていた。
あと、“大”女優ダーレン・ケイツ。この映画でデビューした本物の過食症女性。顔立ちは綺麗です。
原題は、What's Eating Gilbert Grape(何がギルバート・グレイプをイライラさせるのか)
本当は、母や兄弟姉妹の犠牲になって、狭い田舎町から出られない青年の夢と挫折を描いた青春映画ですが、ディカプリオの演技が良すぎて、知的障害児と家族愛を描いたヒューマンドラマみたいになっている。若いジョニー・デップはイケメンすぎて暗さや屈折感が足りない。
これはこれで素晴らしい映画なんだけど、なんか違うのでは? と思ってしまいました。
※今年89本目の映画観賞。