金魚のうたた寝

映画、漫画、小説などの話

秋日和

秋日和                       1960年

小津安二郎監督

物語

共通の友人だった三輪の七回忌で、間宮、田口、平山の三人は、未亡人である秋子とその娘アヤ子と再会。婚期を迎えたアヤ子に結婚相手をと、三人はお節介を焼こうとするが、当の本人はまだ結婚の意思がないと言う。アヤ子が結婚しないのは、秋子に対する遠慮があるのではないかと考えた三人は、秋子の再婚話を進めようとする。

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東京物語(1953年)」以降の小津作品、「早春」「東京暮色」「彼岸花」「お早よう」「浮草」は新しい試みを感じる作品が続いていたが、この「秋日和」は、小津映画で評価の高い原節子さんが主役で出演して、娘の結婚という小津映画らしい題材を扱っている。

挑戦的では無いが、その分リラックスして見れる内容。久しぶりに原節子が出演する作品はファンからは歓迎されたのではないかと思う。

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「年齢をとっても原節子(秋子)はいいよね〜」と言う、おっさん達の為の映画かな…

※今年139本目の映画観賞