天地明察 2012年
滝田洋二郎監督
物語
江戸時代前期、碁打ちとして徳川家に仕え、算術や星にも熱心な青年・安井算哲(後の渋川春海)は、4代将軍家綱の後見人で会津藩主・保科正之に目をかけられる。その頃の日本では、800年にわたり使われてきた中国の暦にずれが生じはじめており、算哲は保科から新たな暦を生み出すという一大計画の責任者に任命される。
冲方丁の小説の映画化。話題の本だったので小説を先に読みたかったけど、映画を先に観ちゃった。
江戸時代の改暦という史実を扱った物語。なかなか面白い。
主演の岡田准一がカッコいい。宮崎あおいが可愛い。中井貴一、松本幸四郎ら脇役もベテランで固めて安心して見れる。
普通に楽しめる映画だったけど、辛口批評をすると、サラサラと話が進んでしまって物足りない。
安井算哲と妻の何十年にも及ぶ苦労をしっかり描いたらラストの日食で観客も号泣できただろうが、登場人物は年をとったようにも見えないし…。結局、アイドル映画なんだよね。
※今年147本目の映画観賞。