ヒューゴの不思議な発明 2011年
スコセッシ監督
物語
舞台は1930年代のパリ。主人公はパリ駅の時計台に隠れ住む12歳の孤児ユゴー。彼は、父が遺したからくり人形に隠された秘密を探っていくうちに、不思議な少女イザベルに出会う。からくり人形には二人の運命をも変えていく秘密が隠されていたのだ。……からくり人形のぜんまいが動き始めるとき、眠っていた物語が動き出す。
原作はブライアン・セルズニックによる児童文学で、絵本の賞であるコールデコット賞も獲っている作品です。ファンタジックな挿絵のイメージが映画にも活かされています。
ハリー・ポッターのようなファンタジーを期待しているとガッカリするかもしれませんが、大人も感動できるヒューマン・ドラマでした。映像も芸術的で美しい。さすがスコセッシという完成度です。本当に素晴らしい作品でした。
※今年154目の映画観賞。