雨 1932年
物語
ハワイから英領サモアへ向かう途中のパゴパゴ島。検疫のため足止めされた船客たちは島でただ一軒のホテルで待機することになった。なかの一人セイディ・トンプソン(クロフォード)は兵隊たちと陽気に騒いでいたが、前歴が娼婦だと知った宣教師デイヴィッドソン(ヒューストン)は彼女を悔い改めさせようとする。
サマセット・モームの有名な短編小説『ミス・トンプソン』の舞台劇を映画化したもの。
ジョーン・クロフォード演じるサディの毒女ぶりが最高でした。1932年(昭和7年)に、こんな作品が作られていたとは…。
雨のシーンが見事。物語の始めから雨が降り始めてクライマックスは嵐、ラストはカラっと晴れる演出も憎い。想定外の面白さでした。
※今年176本目の映画観賞