金魚のうたた寝

映画、漫画、小説などの話

土俵祭

土俵祭       1944年

丸根賛太郎 監督

物語

明治初年。旧時代の遺物として相撲が排斥される風潮の中、竜吉は横綱を夢見て黒雲部屋に入門する。兄弟子の大綱は、相撲は勝ちさえすればいいという考えの持ち主で竜吉につらく当たるが、親方の娘きよは稽古熱心な竜吉に好意を寄せていく。

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黒澤明が脚本の戦時中の映画。姿三四郎と同様に明るい娯楽作品。戦前の相撲界の様子が興味深かった。スポ根としてオーソドックスな筋書きで、黒澤明「らしさ」を見出すのは難しい。

※今年178本目の映画観賞