キリマンジャロの雪 1952年
ヘンリー・キング監督
物語
アフリカで狩猟をしていた小説家ハリー・ストリートは、脚の壊疽で瀕死の状態にあった。救援を呼んだが間に合いそうもない。死を悟ったハリーは、看護する妻ヘレンの制止を振り切り自棄酒を始めた。ハリーは酔い、ヨーロッパ大陸の各所で過ごした日々を回想する
1936年にアーネスト・ヘミングウェイが発表した短編小説を映画化したもの。ハリウッドを代表する二枚目スター、グレゴリー・ペックが主演。エヴァ・ガードナー、スーザン・ヘイワードなど女優陣も実力派揃い。
壊疽で死にかけながら神の山キリマンジャロの下で、悲恋で負った心の傷を癒し、作家として再生する。
↑最愛の女性シンシアとの出会いのシーン
シンシアとの心のすれ違いをカラーとモノクロを使った映像で演出。名場面でした。
原作ではハリーは死にますが、映画では助かります。映画会社が一般受けするエンディングを選択したのは理解できますが、これではヘミングウェイ文学の哲学性が伝わりません。素晴らしい映画だけにエンディングは残念。
※今年1本目の映画鑑賞
注意 : キリマンジャロの雪(2011年)
↓タイトルは同じですが、全く別の作品なので間違えないように。
まぎらワシ