或る夜の出来事 1934年
物語
親に結婚を反対され家出した富豪の娘エリーはニューヨーク行きの夜行バスに乗り込み、フィアンセの元へと逃避行します。そのバスでニューヨークの新聞記者ピーターと出会い 、最初は気の合わない二人は反発しあいながらも次第に惹かれあっていく…
フランク・キャプラ監督の映画。クラーク・ゲイブル クローデット・コルベール主演。
1930年代にこんなに洒落た作品があったんだ。今観ても面白い。不朽の名作とか傑作とは、こういう作品を言うのでしょう。
上流階級のお嬢様と新聞記者の偶然によるランデブー。この映画をヒントにトランボは「ローマの休日」の脚本を書いたそうです。「或る夜の出来事」なければ、「ロ-マの休日」もなかったことになるのですね。
この「或る夜の出来事」も、おてんば娘を従順な妻にしたシェイクスピアの喜劇「じゃじゃ馬ならし」から着想を得たのだと思います。
「ローマの休日」と「シェイクスピア」が結びついてしまいました。エンタメって結構深いですね。
※今年6本目の映画鑑賞