金魚のうたた寝

映画、漫画、小説などの話

おいしい生活

おいしい生活                 2000年

ウッディ・アレン監督

物語

 元ギャングのレイは、銀行の隣の空家を借り、そこから穴を掘って銀行の金庫を破る計画を立てる。 その空家で人の目をくらますために開いた妻フレンチーが始めたクッキー屋が予想外に繁盛してしまい…

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ウッディ・アレンの映画です。主人公はドジなコソ泥で、1969年の「泥棒野郎」に通ずるところがあります。「おいしい生活」の公開は2000年、ウッディ・アレン(当時65才)は白髪混じりで年を感じてしまいますが、ギャグセンスは相変わらず。

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クッキーのフランチャイズに成功し金持ちになったレイとフレンチーだが、金に困らなければ十分だったレイと、上昇志向が強いフレンチーとのすれ違いなど、笑いの中に、上流社会や金持ちに対する風刺が効いています。

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フレンチーの従姉妹メイ(エレイン・メイ)のトンチンカンが笑えます。脇役ながら存在感がありました。

知らなかったのですが、エレイン・メイは「ニコルズ・アンド・メイ」という喜劇コンビで1962年にグラミー賞の最優秀コメディ・パフォーマンス賞を受賞しているほどの方でした。ウッディ・アレンと同じく脚本家や映画監督としても活躍しています。

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ドタバタより脚本自体が面白い。受けの良いコメディでないかと思う。

※今年41本目の映画鑑賞