アラバマ物語 1962年
ロバート・マリガン監督
物語
不況の風吹く1932年、南部のアラバマ州。幼い息子と娘を抱える弁護士フィンチに、暴行事件で訴えられた黒人トムの弁護の任が下る。だが偏見根強い町の人々は黒人側に付いたフィンチに冷たく当たるのだった……
1961年度ピュリッツアー賞にかがやいたハーパー・リーの小説が原作。1962年度のアカデミー賞で、作品賞を含む8部門にノミネートされ、主演男優賞(グレゴリー・ペック)、脚色賞、美術賞を受賞した。
アラバマ州の田舎町で起きた暴行事件で黒人トムを弁護士したアカティスの物語。アティカスの娘スカウトが、当時を回想するという形で語られる。
子どもの視線から描かれていて、社会派ドラマというよりは(娘にとってヒーローだった)父アカティスや、当時の暮らしぶりを回想するファミリー映画です。
近所に住む謎の怪人ブーの話なんかは、「スタンド・バイ・ミー」のようで、観る者をノスタルジーに誘いますね。
素敵な映画だな。まさしく名画。
※今年45本目の映画鑑賞