ザ・マジックアワー 2008年
三谷幸喜 監督
物語
暗黒界の顔役・天塩幸之助(西田敏行)の愛人・高千穂マリ(深津絵里)に手を出してしまった手下の備後登(妻夫木聡)は、命の代償に伝説の殺し屋“デラ富樫”を探し出すハメに。期限の5日が迫ってもデラを見つけ出せない備後は無名の三流役者・村田大樹(佐藤浩市)を雇い、殺し屋に仕立てあげるという苦肉の策を思いつくが…
西田敏行、妻夫木聡、佐藤浩市、深津絵里、綾瀬はるか 他、大物俳優がたくさん出演。練りに練った脚本で笑わせる三谷コメディの傑作。
実は三谷幸喜の映画を観るのは初めて。なぜ観ていないというと、じつは三谷ワールドが好きでない。
バラエティ番組のようなキャスティング、芝居がっかた演出や、コントのような軽さ…
とか、ディスりながら、本作、なかなか面白かった。
売れない俳優が映画撮影と信じ込んで、本物の殺し屋になりきってしまう荒唐無稽なストーリ-だけど、ひねった脚本や台詞が可笑しい。
演技では佐藤浩市がおバカぶりが最高。西田敏行は三國連太郎と「釣りバカ日誌」を演って、息子ともコメディで共演するのは「ご縁」でしょう。息が合っていました。
※今年46本目の映画鑑賞