金魚のうたた寝

映画、漫画、小説などの話

我が道を往く

我が道を往く                 1944年
レオ・マッケリー監督
物語
 ニューヨークの治安の悪い下町にある古びた教会に副神父として赴任してきたオマリーは、独自の流儀で街と人民の環境浄化に乗り出し、次第に人々の心をつかんでいく。しかし、そんな折り火災が起きて教会は消失。オマリーは自ら結成した聖歌隊などの力を借りて教会再建に乗り出していく。

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第17回アカデミー賞では作品賞をはじめ、7部門を獲得した。心温まるコメデイ。この映画は戦後すぐに(昭和21年)公開されたアメリカ映画でキネマ旬報ベスト・テンで戦後最初の第1位に選出された。

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空前絶後かはともかく、笑いあり、涙あり、老神父と若い神父の心の触れ合いに心温まる映画でした。

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ビング・クロスビーは地の演技ですね。気さくで快活な人柄が伝わってきます。(坂本九みたいな人気者だったのでしょうね。)ビング・クロスビーは、この映画でアカデミー主演男優主演賞を獲得しています。

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バリー・フィッツジェラルドアカデミー賞で主演と助演の両方でノミネートされ、助演賞を受賞しています。確かに実質的な主役は老神父ではないかと思わせる。フィッツジェラルドが味のある演技を見せてくれます。

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こういう心温まる喜劇はいいね。こういう映画を観ると、最近の世の中は人情が廃れもんだと感じるな。

※今年59本目の映画鑑賞