アンダルシアの犬 1928年
物語
女の眼を剃刀で切るシーンから始まり、不条理でグロテスクなシーンが続く。ストーリーはないが男女の痴情のもつれが描いているようだ。
ルイス・ブニュエル監督がサルバドール・ダリと制作したショートムービー(21分)シュールレアリズムを代表する作品。
不可思議なのがシュールレアリズム。夢や無意識のような非現実を表現するアート。
グロテスクでショッキングな映像が随所に差し込まれている。現実感がなく悪夢を見ているような映画です。
あれっ? 「羊たちの沈黙」この映画が他の作品に与えた影響も大きそうですね。
ルイス・ブニュエル監督は「ビリディアナ」でカンヌ映画祭パルムドール、「昼顔」でベネチア映画祭金獅子賞、「ブルジョワジーの密かな愉しみ」がアカデミー賞外国語映画賞を取るなど、大巨匠です。そんな巨匠の過激なデビュー作だったのですね。
ルイス・ブニュエル監督の映画が面白そう。また観たい映画が増えちゃったな。
※今年73本目の映画鑑賞