ウェストサイド物語 1961年
物語
2つのグループが対立するNYのスラム街。シャーク団のボスの妹マリアとジェット団の元リーダー、トニーは、許されざる恋に落ちてしまう。2人が愛を育む中、両グループの決闘で悲劇が起きる。
「ロミオとジュリエット」を下敷きに、イタリア系のシャーク団とプエルトリコ系のジェット団が敵対するニューヨークのスラム街で許されぬ恋に落ちたトニーとマリアに訪れる悲劇をつづった同名舞台の映画版。第34回アカデミー賞では作品賞など10部門受賞を果たした。
ミュージカルの約束事とはいえ、不良達が歌ったり踊ったりするのは面白い。灰色のスラム街や鮮やかな服装、ダンスの振り付けも斬新で素晴らしい。
ストーリーは「ロミオとジュリエット」のような古典を下敷きにしている。トニーとマリアの逢瀬のシーンはロマンチック。ベタだけど一番好きなシーンだな。
悲しいエンディングです。ロミオとジュリエットは結ばれない定め。古典をうまく翻案した作品だと思います。
でも映画の終わり方があっけなく感じてしまいました。ロミオとジュリエットだと、ジュリエットが後を追うわけですが…、マリアのその後の生活を考えたりすると、退屈な話になってしまうんですよね。
スピルバーグが「ウェストサイド物語」をリメイク版を製作するそうです。スピルバーグのミュージカルってどんなもんでしょうね?
※今年86本目の映画鑑賞。