金魚のうたた寝

映画、漫画、小説などの話

信さん 炭坑町のセレナーデ

信さん  炭坑町のセレナーデ      2010年

平山 秀幸監督

物語

昭和38年、美智代とその息子・守は東京から故郷である福岡の炭鉱町に戻ってきた。ある日、守は地元の悪ガキたちからいじめられていたところを信さんという少年に助けられる。両親を亡くし叔父夫婦に育てられそれまで周りから厄介もののような扱いを受けてきた信さんであったが、この事件をきっかけにあたたかく接してくれる美智代のやさしさに触れ、はじめて自分を認めてくれた美智代に対してやがて特別な感情を抱くようになる。

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辻内智貴の小説「信さん」を福岡県出身の平山秀幸監督が映画化。フランスのKINOTAYO映画祭で「観客賞」と「最優秀映像賞」をダブル受賞した。

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生まれ故郷の炭坑町へ戻る美智代と息子の守。守は都会育ちで、漫画好きな内気な少年。

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信さんは両親を亡くし伯父夫婦に育てられているが、悪ガキで厄介者扱いされている。

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美智代に優しくされて泣き出す信さん。出会いのシーンが印象的でした。

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ドラマは少年時代(昭和38年)から青年期(昭和45年)へと移ります。

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信さんは美智代の事を思い続けていて、上京を前にして思わず抱きしめます。(ネタバレはこの程度で)

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いい映画なんだけど…。

信さんと美智代には20歳も年齢差がある。少年時代の初恋はともかく、青年になっても友達の母ちゃんを思い続けるだろうか。イマイチ説得力がないのが惜しい。

※今年89本目の映画鑑賞。