タワーリング・インフェルノ 1974年
物語
地上135階、シスコにそびえ立つ超高層ビル“グラス・タワー”落成式の日。規格外の製品を使ったために起きた出火はやがて巨大な炎となり、最上階に何百人も閉じ込めたままビルを飲み込む。
超高層ビル火災を描いた映画。ワーナー・ブラザース・20世紀フォックス共同製作。1974年度のアカデミー撮影賞、編集賞、歌曲賞を受賞。
パニック映画の金字塔的な作品。よくテレビで放送していて、子供のころ幾度となく見ている。印象に残っているのは、ダクトの足場のない場所を上から覗き込むように撮影したシ-ン。火災の恐怖より、高所の恐怖の方がトラウマになった。
ドラマの序盤で監視室の電源盤がショートする事故が起きる。そして誰もいない一室で火災が発生し、やがて81階のフロアが炎に包まれる。
階下から火災が迫ってくるのも知らず、最上階のホールでは盛大なパーティが行わる。ハラハラドキドキ、165分が長く感じない。
見どころは、スティーブマックイ-ンとポールニューマンの共演。炎との闘いのなかで、ビル設計士と消防隊長に連帯感が生まれる。
この二人の関係は、「ダイハード」でブルースウィリスと無線で連絡を取り合ったパウエル巡査との関係に似ている。
ダイハードの原作者ソープは、1975年に映画「タワーリング・インフェルノ」を見た後、ビルの中で銃を持った男たちに追い回される夢を見て、小説を書いたそうだ。似ていて当然なのだ。
やはりパニック映画の最高傑作ですね。
※今年100本目の映画鑑賞