あのアーミン毛皮の貴婦人 1948年
エルンスト・ルビッチ監督、 オットー・プレミンジャー監督
物語
小国ベルガモの女伯爵・アンジェリーナは幼馴染みの男爵・マリオと結婚式を挙げるが、式の最中にハンガリーの騎士団に城を襲撃される。その危機に城に飾られていた肖像画の祖先たちが蘇る。
ルビッチ監督の遺作。撮影8日目にエルンスト・ルビッチが死亡したためオットー・プレミンジャーが引き継ぎ完成させた。
城主のアンジェリーナと祖先のフランチェスカの二役を演じたベティ・グレイブルは、第二次世界大戦中は1番人気のピンナップガールで百万ドルの脚線美と謳われた方だそうだ。
襲撃してきたハンガリーの騎士団の隊長が肖像画から出てきたフランチェスカと恋に落ち、侵略を止めるという他愛ないストーリー。
ミュージカル仕立てで、ディズニーみたいな雰囲気だが、もしルビッチが死亡せずに最後まで監督したら、もっと色気のある作品になったかもしれない。
なかなか可愛らしい作品でした。
※今年129本目の映画鑑賞。