金魚のうたた寝

映画、漫画、小説などの話

ムーン・ライト

ムーン・ライト                    2017年

バリー・ジェンキンス監督

物語

マイアミの貧困地域で、麻薬を常習している母親ポーラと暮らす少年シャロン。学校ではチビと呼ばれていじめられ、母親からは育児放棄されている彼は、何かと面倒を見てくれる麻薬ディーラーのフアンとその妻テレサ、唯一の友人のケヴィンだけが心の支えだった。

f:id:tomo2200:20190616080229j:image

第89回アカデミー賞で、この年、有力候補だった「ラ・ラ・ランド」を退けアカデミー賞作品賞を受賞した。

f:id:tomo2200:20190616141223j:image

主人公シャロンの幼少期”リトル”少年期の“シャロン”そして青年期の“ブラック”という三つの賞からなっています。ポスターは三人の顔を合成したものだったのですね。

f:id:tomo2200:20190616141637j:image

f:id:tomo2200:20190619150635j:image

幼少期の話が個人的には一番好きかな。シャロンと父親のようなフアン(マハーシャラ・アリ)との交流が心温まる。マハーシャラ・アリ助演男優賞をとった。

f:id:tomo2200:20190619154252j:image

f:id:tomo2200:20190619213055j:image

少年期のシャロン。海辺でマリファナを吸った勢いで同性のケヴィンとキスをし、ケヴィンと特別な関係に発展するのだが、翌日、思いがけない事件が起きてしまう。

f:id:tomo2200:20190619174321j:image

f:id:tomo2200:20190619174415j:image

青年期、シャロンは体を鍛えあげ、筋肉の鎧をまとったような男に変身し、麻薬のディラーとなっていた。ある日、高校時代から会うことのなかったケヴィンから突然連絡があり、2人は再会する。

f:id:tomo2200:20190619213411j:image

LGBT映画ではなく、シャロンという人物を描いたヒューマン・ドラマという感じ。なかなか見応えあります。

※今年130本目の映画鑑賞。