赤い風船 1956年
物語
街灯に赤い風船が引っ掛かっているのを見つけた少年パスカルは、そこから風船を取って大切に扱いはじめる。やがて風船はパスカルの行く先々に勝手についてくるようになるが、いたずらっ子たちの標的にされてしまい……
第29回アカデミー賞において脚本賞を受賞。また、第9回カンヌ国際映画祭において短編パルム・ドールを受賞した。
フランス・パリのメニルモンタンを舞台に、少年と風船との“友情”を描いた短編作品。36分の短編ながらファンタジックな内容。
少年が拾った赤い風船が、あら不思議、ペットのように少年に寄り添います。赤い風船はいたずらっ子の標的になり、風船を守るために少年は必死に逃げます。
起承転結がはっきりした切れの良いショート・ショートです。CGやアニメじゃないのがいいですね。クリエィティブで楽しそうな撮影現場を想像しました。
※今年217本目の映画鑑賞。