国際芸術祭「あいちトリエンナーレ」の企画展「表現の不自由展」が政治的な展示内容から物議を醸している。
表現の不自由 その1
はっきり言って、アートを装ったプロパガンダに税金を投入するのは反対する。政治的な中立性を誰が判断するのかは難しいが、主催者らは「表現の自由」を悪用していると思う。
外野の戦いが面白いが、河村市長の「陛下への侮辱を許すのか!」は煽動的でどうかと思う。
河村市長は、戦前、憲法学者の美濃部達吉が唱えた天皇機関説に「畏れ多くも天皇陛下を機関車・機関銃に喩えるとは何事か!」と勢いづいた右翼らと変わらんね。
表現の不自由 その2
日本の不自由より中国の不自由。中国政府はティファニーの右目を隠すポスターを香港デモを支援するものとして抗議をした。クマのプーさんを上映禁止にする中国共産党。猜疑心が凄まじい。
エヴァンゲリオンも上映禁止か?
表現の不自由 その3
整形ゾンビで有名なイランの女性インスタグラマー、サハル・タバルさんが「神への冒涜や暴力の扇動に加え、不適切な手段による収入や若者に堕落を促した」として当局に逮捕された。
神への冒涜って何だろうね? 宗教や他人の信仰を誹謗すべきではないが、信じるものは人それぞれ、宗教にも寛容さが必要だろう。
ゴスっぽいメイクは若者を堕落させるのか?
表現の不自由 その4
アメリカで、リー将軍ら南軍の英雄像が次々と撤去される。黒人らは南軍の英雄は奴隷制を支持した白人至上主義の象徴とみなしている。一方、アメリカ人の6割は銅像を米国の歴史として、そのまま残すべきと考えている。
似たような話。韓国が旭日旗を軍国主義の象徴であると世界中でネガティブ・キャンペーンをしている。旭日旗は海軍の軍旗でもあるが、韓国が主張するような主義や思想ではない。国旗の別バージョンだ。
韓国の強迫観念は半端ない。パラリンピックのメダルのデザインまで旭日旗を連想させるといい出す始末…
もう、パパンがパンだ!
表現の不自由 その5
ちょっと古いが、仏シャルリーの風刺漫画。
「福島のおかげで相撲がオリンピック競技になりました。」
漫画の神様、手塚治虫は自著「漫画の描き方」の中で、言論の自由について表現者が気をつけべきことを記している。
「戦争や災害の犠牲者をからかうようなこと。特定の職業を見下すようなこと。民族や国民、そして大衆をばかにするようなこと。この3つだけはどんな場合にどんな漫画を描こうと必ず守ってもらいたい。これをおかすような漫画がもしあった時は描き手側からも読者からも注意しあうようにしたいものです」
「表現の自由」の大切さを知っているからこそのお言葉ですね。
おしまい。