はじまりのうた 2013年
ジョン・カーニー監督
物語
ミュージシャンの彼デイブに裏切られ、ライブハウスで歌う失意の主人公グレタ。偶然居合わせた落ちこぼれの音楽プロデューサーのダンとの出会いがデビューの話しへと発展するが、録音スタジオは、なんとニューヨークの街角。路地裏、ビルの屋上、地下鉄のホームとゲリラレコーディングは実施され、この無謀な企画が小さな奇跡を起こし始める。
2014年6月の限定公開当時は、全米でわずか5館での上映が、口コミで人気を博し1,300館にまで広がった。
主人公のグレタを演じたキーラ・ナイトレイの歌は上手いし、映画に使われた楽曲は全て音楽は良かった。グレタの彼氏デイブを演じたアダム・レヴィーンの劇中歌「Lost Stars」は第87回アカデミー賞の歌曲賞にもノミネートされた。
音楽愛、ニューヨーク愛を感じさせる。カメラに映る風景も綺麗に撮れていて、お洒落な感じ。
別れたカップルがよりを戻し、壊れた家族が再生する。ストーリーはありきたりながら、ミュージカルとも、80年代のMTV映画とも違うハイセンスな音楽映画でした。なかなか良かった。
※今年242本目の映画鑑賞。