金魚のうたた寝

映画、漫画、小説などの話

冬冬(トントン)の夏休み 

冬冬(トントン)の夏休み   1984

ホウ・シャオシェン監督

物語

母親が病院に入院し、父親がその看病に付かなくてはいけなくなった冬冬(トントン)は思うとの婷婷(ティンティン)を連れて、夏休みの期間中、祖父母の家に預けられることになった。目的地の銅羅駅に降り立った二人は、村の子供・阿正國らと知り合いすぐに仲良くなる。幼い兄妹の田舎でのひと夏を描いた物語。

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1989年に「非情城址」でベネチア金獅子賞を獲得したホウ・シャオシェン監督の作品。

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婷婷(ティンティン)が可愛いですね。川遊びに入れてもらえず、お兄ちゃんたちの服を川に捨ててしまうエピソードが面白かったです。

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台湾だけど懐かしい風景。

日本統治下から歌い継がれたものでしょうが「仰げば尊し」「赤とんぼ」の曲も日本人の郷愁を誘います。

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楽しいだけの夏休みではないですね。

知的障害のある女性、二人組の強盗、叔父さんの駆け落ちなどの事件も起きます。そして、台北で入院するお母さんも深刻な状態に…。

小学校を卒業したばかりの冬冬が、様様な経験を通して少し成長します。そんな夏休みです。

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爽やかでいい映画でした。それにしても台湾の眩しい日差し☀️ この時期に観ると夏が恋しくなりますね。

冬冬(ふゆふゆ)に観た夏休み。m(_ _)m

※今年250本目の映画鑑賞。