ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります 2014年
物語
長年ずっと連れ添ってきたカーヴァー夫妻は、40年住み慣れた5階にある眺めの良い部屋を「エレベーターがない」という理由で売却しようとしている。 昔は下町だったイースト・ヴィレッジも今ではおしゃれなエリアとなり、二人の部屋にもちょっとした値がつくようになっていた。 内覧会を開催することになるが、その前日、年老いた愛犬が急病を発症、成功確率6割の手術を受けることに。 さらに近所でテロ騒動が起きて…。
原作はジル・シメントの小説「眺めのいい部屋売ります」。モーガン・フリーマンとダイアン・キートンのアカデミー俳優が共演する。
夫婦の愛情、テロや人種差別などの問題、老いと生きる意味など、いろいろなテーマがミックスされた作品。
小説の原題” Heroic Measures”は「思い切った手段」のことで、医療の世界では「リスクが高いが、他に手段がなく講じられる措置」を指す言葉だそうです。
本の表紙にもなっていますが夫妻の飼うワンちゃんが椎間板ヘルニアにかかり成功確率が低い手術(Heroic Measures)を受けます。また老いのために愛する住居を売りに出すことも思い切った決断(Heroic Measures)であり、Wミーニングになっているようですね。
モーガン・フリーマンとダイアン・キートンは息が合った演技。二人の若い時代を演じる役者さんにはプレッシャーだったろうな。
夫婦の姪で、やり手の不動産エージェントを演じたシンシア・ニクソンのコミカルな感じが良かった。
いいドラマだけど優等生すぎて退屈だな…。
天邪鬼かな?
※今年265本目の映画鑑賞。