宮崎駿監督10年ぶり新作「君たちはどう生きるか」23年7.14公開が決定。キャラクターのポスタービジュアルが披露された。
巨匠、宮崎監督の10年ぶりの新作。吉野源三郎の小説「君たちはどう生きるか」にインスパイアされ、題名を借りて新たなるオリジナルストーリー。哲学的なタイトルだが「若々しいファンタジー」だそうです。
鳥のイメージのキャラクター。宮崎駿監督お得意な爽快な飛行シーンが観れるかな、今から楽しみです。宮崎駿監督ありがとう!
おしまい。
宮崎駿監督10年ぶり新作「君たちはどう生きるか」23年7.14公開が決定。キャラクターのポスタービジュアルが披露された。
巨匠、宮崎監督の10年ぶりの新作。吉野源三郎の小説「君たちはどう生きるか」にインスパイアされ、題名を借りて新たなるオリジナルストーリー。哲学的なタイトルだが「若々しいファンタジー」だそうです。
鳥のイメージのキャラクター。宮崎駿監督お得意な爽快な飛行シーンが観れるかな、今から楽しみです。宮崎駿監督ありがとう!
おしまい。
すずめの戸締まり 2022年
新海誠監督
物語
九州の静かな町で生活している17歳の岩戸鈴芽は、”扉”を探しているという青年、宗像草太に出会う。草太の後を追って山中の廃虚にたどり着いた鈴芽は、そこにあった古い扉に手を伸ばす。やがて、日本各地で扉が開き始めるが、それらの扉は向こう側から災いをもたらすのだという。鈴芽は、災いの元となる扉を閉めるために旅立つ。
「君の名は」「天気の子」の新海誠監督の最新作。11/11公開。3.11大震災の正面から描いた内容。
鈴芽と草太の出会い。出だしが早く、テンポの良い映画です。キャラクターも分かりやすい。
ダイジンと椅子にされた草太。大震災で失われた生命がテーマで重くなりがちなてすが、アニメらしい演出で暗くならないよう計算されてます。
アニメ初のロードムービーに驚きました。ジブリなら「おもひでぽろぽろ」とか、新海監督の他の作品でもロケーションの移動はあるけど、九州から四国、神戸、東京、そして福島へと移動する本格的なロードムービーは斬新でした。旅の途中で出会う人々も素敵で良かったです。
巨匠 宮崎駿超えを予感させる新海誠監督。アニメの技術はもちろんですが、本作では宮崎駿とは違う作家性も見えてきたような気がします。次回作品も楽しみ。
※今年64本目の映画鑑賞。
なにはなくとも全員集合!! 1967年
渡辺祐介監督
物語
初夏の草津温泉。そこでは、経営不振のローカル線の新駅長と新興のバス会社所長によって、観光客の獲得をめぐる激しい対立が起きていた。そして、駅員やバス会社社員もその争いに加わり、やがて騒動を巻き起こしていく。
ザ・ドリフターズの「全員集合シリーズ」及び松竹ドリフ映画第1作。クレージー映画の脚本を担当していた田波靖男が原作。
仲本工事さんの追悼鑑賞です。
本作は1967年製作。テレビの「8時だョ!全員集合」が始まる前、音楽バンドからコントグループへ軸足を移している頃の喜劇。ドリフ映画と銘打ちながら実際の主演は三木のり平ですね。
既に他界されたドリフメンバーが懐かしい。リーダーのいかりや長介さんが大活躍ですが、コメディは加藤茶さんが一番。やはり天才コメディアンですね。
古今亭志ん朝さんが出演しています。落語界の名人が喜劇映画に出ていたのには驚きましたが演技は良かったです。
ドリフお得意のドタバタ喜劇かと思ったら、松竹らしい人情喜劇でストーリーもなかなか良かったです。
※今年63本目の映画鑑賞。
ぼくらのよあけ 2022年
黒川智之監督
物語
2049年、都会の片隅にある団地に住む、宇宙好きの小学4年生・沢渡悠真は、地球に接近するという彗星に夢中だった。ある日、沢渡家のAI搭載型家庭用オートボットが何者かにハッキングされてしまう。それは“二月の黎明号”を名乗る地球外の存在で……
原作は2011年に「月刊アフタヌーン」で連載されていた今井哲也さんの同名のマンガ。
異星から漂着した探査宇宙船を子ども達が宇宙へ帰す話で、E.T.みたいな感じです。近未来設定で人工知能ロボットが登場します。
人工知能を持った家庭用ロボット・オートボットのナナコ。可愛らしいデザインです。
ジュブナイル作品の体ですが原作が大人向け(アフタヌーンの読者層)で、子どもの視線に欠けるドラマがいまひとつ。ジュブナイルに登場する大人は「宇宙船など言ってないで勉強しなさい」と叱るような「夢のなさ」がないとね。無理解な大人たちの目を欺きながら、まんまと宇宙船を帰すような話なら面白かったが‥。
※今年62本目の映画鑑賞。
南極料理人 2009年
沖田修一監督
物語
西村(堺雅人)は南極の昭和基地からも遠く離れた陸の孤島、南極ドームふじ基地に料理人として派遣される。妻と娘を置いての単身赴任生活で、彼は8人の男性南極越冬隊員たちの胃袋を満たすという大役を任される。基地では雪氷学者をはじめ、雪氷サポート隊員らが彼の料理を心待ちにしており……
沖田修一監督の商業映画デビュー作品。この作品でその年に最も優れた新人映画監督に贈られる新藤兼人賞金賞を受賞。
原作は西村淳によるエッセイ「面白南極料理人」。西村さん役を堺雅人が演じる。
男8人で一年以上も南極基地に赴任。ラーメンが無くなってパニックになる隊長をユーモラスに描いていましたが、実際、メンタルヘルスとかありそうですね。
人物を温かくユーモラスに描くのが沖田修一監督の持ち味ですね。たいした事件もないドラマですが、なんとなく面白い作品になっています堺雅人の雰囲気もいいですね。
※今年61本目の映画鑑賞。
追悼 アントニオ猪木
9/30に円楽さん、10/1に猪木さん、今週末は訃報が続きました。なんか寂しい週末でした。
1980年代、新日本プロレス熱かったですね。初代タイガーマスク(佐山聡)、アントニオ猪木、藤波辰爾、長州力、前田日明、アンドレ・ザ・ジャイアント、ハルク・ホーガン‥あの頃、毎週、繰り広げられる超人バトルに熱くなりました。
猪木さんの魅力はプロレスを超えた闘魂ロマンですね。1976年、伝説の猪木vsモハメドアリに始まる数々の異種格闘技戦。K-1やPRIDEなど本格的な格闘技ブームを先取りした闘いを見せてくれました。終始リングに寝転んだ猪木の闘いを「世紀の凡戦」と言う人もいますが、猪木のクレバーなファイターぶりが伺えます。
「プロレスは八百長か?」という議論を友人としたことがあります。もちろんショーですが、新日本プロレスは過激な闘いをしていたから真剣勝負もあるのかと思っていました。
新日本プロレスを出てUWFを立ち上げた、前田日明や佐山聡とかは本当に格闘家でした。こういうヤバい人たちが演っていたプロレスだからこそ新日本プロレスは面白かったのだとおもいます。(UWFは地味でショーとしてはつまらなかったですけどね)
猪木のショーマンシップは世代を超えて伝わっています。ブシロードがプロデュースしている新日本プロレスはエンターテーメント志向が強いですが、それでも猪木のストロングスタイルは生きている気がします。
アントニオ猪木の最期の対戦は難病との闘いでした。これはヤラセも八百長もありません。闘いをショーとして見せて多くの人に勇気や元気を与える。本当に偉大なプロレスラーだったと思います。
RIP アントニオ猪木。
おしまい