2017-11-01から1ヶ月間の記事一覧
ボトルネック / 米澤穂信 物語 パラレルワールドを扱ったSFミステリ。自分の住む環境とは似て非なるパラレルワールドに迷い込んだ少年がパラレルワールドと本来いる世界の相違から見出した真実に打ちのめされる。 初めて読んだ米澤穂信さんの小説ですが、こ…
フランダースの犬 ネロとパトラッシュの物語 悲しい、悲しすぎて救いもない。原作はイギリスの児童文学であるが、何故、児童文学なのかすらわからない。 舞台となったベルギーでは知られていない。日本からの観光客がしつこくフランダースの犬の場所を聞くの…
WEST WORLD ウエストワールドという体験型テーマパークで、ロボットが故障して人間を殺してしまうSFホラー。 ターミネーターの記事書いている時、子供の頃にテレビで見た映画を思い出した。無表情な殺人ロボットがしつこく追いかけてくる。 当時(1973年)の…
銀河英雄伝説 / 田中芳樹 銀河帝国の若い皇帝ラインハルトと自由惑星同盟の名将ヤン・ウェンリーの二人を軸に描く壮大な宇宙叙事詩 未だ人気ありますね。来年、新アニメが放映されるそうです。僕は小説ではなく旧アニメをビデオ(当時VHS)で見ましたが本編…
帝都物語 / 荒俣宏 平将門の怨霊を呼び起こし、帝都東京の破壊をもくろむ魔人 加藤保憲と、彼を阻止しようとする人々の物語。 小説全巻読んだが終わりの方は記憶が薄い。この小説で、安倍晴明とか陰陽師がメジャーになった。よく平将門も知られるようになっ…
宇宙戦艦ヤマト 宇宙戦艦ヤマトの魅力はドラマの骨格となるガミラスとの闘いや、個性的な乗組員が織り成す人間ドラマもさることながら、ワープ航法や波動砲など未知のテクノロジー、宇宙へのロマンだった。松本零士さんのメカニックデザインは斬新だったし、…
ランボー ランボー1、エンディング曲 ランボーの一作目はアクション映画としても面白いけど、ベトナム帰還兵の孤独や苦悩を描いていて心打つものがある。本当に名画だった。 ランボー/怒りの脱出 二作目以降のランボーはエンターテイメント路線。それなりに…
ターミネーター /ジェームス・キャメロン監督 未来から外見は人間そっくりの殺人ロボットが送り込まれてくる。1作目は低予算で特撮もチャチだが、スト-リーやアイデアの斬新で、シュワルツネッガーの役もハマる。キャメロン監督の手腕で人気が出た。 ター…
先週の土曜日、「ステーキの宮」でステーキを食べた。宮のタレが美味しいと評判を聞いていたが行くのは初めて。 注文した240gのステーキを注文したら120gの肉が2つ出てきた。一緒に同じものを注文した友達はメニューから読み取れたようで驚いていなかった。…
エイリアン / リドリースコット監督 SF映画の金字塔 説明不要の映画、エイリアンという言葉は本来は外国人という意味だが、この映画が上映されてから怪物のイメージになった。 今回は続編の話、人気映画の続編は映画会社にすればローリスク・ハイリターンな…
野球漫画は数あれど、これ程、魔球にこだわった漫画はない。その名は「侍ジャイアンツ」。野球少年ではない僕も燃えた。 原作は梶原一騎、井上コウ画。『巨人の星』の終了から約半年後に連載を開始し、アニメ化を前提とした企画であった。 主人公の名前が番…
コナン ザ グレート 違う 名探偵コナン 惜しい 未来少年コナン ピンポーン正解! 未来少年コナンは、1978年に初めてNHKで制作放映したセルアニメで、宮崎駿の実質的な初監督作品。ナウシカやカリオストロ以前の宮崎アニメの出発点だ。 物語 西暦2008年7月に…
風立ちぬ 2013 実在の人物である堀越二郎をモデルに描いたフィクション作品で、堀辰雄の小説『風立ちぬ』からの着想が盛り込まれている。 宮崎監督はこの作品を最後に長編アニメ制作から引退すると宣言した。後にこの宣言を撤回するのだが、一応、この作品が…
ボックス! / 百田尚樹 物語 高校ボクシング部を舞台に、天才的ボクシングセンスの鏑矢、進学コースの秀才・木樽という二人の少年を軸に交錯する友情、闘い、挫折、そして栄光。二人を見守る英語教師・耀子、立ちはだかるライバルたち......。 青春スポーツ…
永遠の0 / 百田尚樹 物語 終戦から60年目の夏、健太郎は、終戦間際に特攻で戦死した祖父の生涯を調べていたが、元戦友から聞く祖父の話は、それぞれに全く異なっていた‥ 元戦友の証言を集めながら、祖父の生涯を明らかにしていくミステリー仕立ての展開。…
アルジャーノンに花束を /ダニエル・キイス 物語 32歳になっても幼児なみの知能しかないチャーリイ・ゴードン。そんな彼に夢のような話が舞いこんだ。大学の先生が頭をよくしてくれるというのだ。これにとびついた彼は、白ネズミのアルジャーノンを競争相手…
ホラー系は苦手だけどゾンビ映画は結構見ている。ゾンビに噛まれた者がゾンビになるパンデミックな展開、カオス感が好きだ。 アイアム ア ヒーロー / 花沢健吾 まだ全部読んでいないのに完結してしまった。伏線を回収しないまま完結してしまったようでネッ…
Cyborg という言葉は1960年にアメリカで造られた学術用語である。この概念が漫画や映画などで使われたのは、本家アメリカより日本の方が早かったかもしれない。 エイトマン/ 平井和正作 桑田二郎 画 1963年作品 殉職した刑事、東八郎の記憶を電子頭脳に移し…
イタコとは、恐山とかで、お亡くなりになった方の口寄せを行う巫女のことです。 既にお亡くなりになった漫画家さんとそっくりのタッチで描く漫画家さんをイタコ漫画家と呼ぶそうです、 こんなブラックジャックはイヤだ / つのがい つのがいさんは元々漫画家…
サバイバル / さいとう・たかを 突然の大災害に見舞われた世界で孤立してしまった少年・サトル。数々の困難に勇気と工夫で立ち向かい、たくましく成長していくサトルの姿を描いた物語。 サトルが一人でサバイバルを開始するあたりが凄く面白く少年時代の僕…
格闘漫画の源泉。カンフー映画。 死亡遊戯 / ブルース・リー ブルース・リーはアクションスターであると同時に、本物の格闘家でジークンドーという流派を立ち上げる程の人。アクションに迫力があるのは当然。燃えよドラゴンが公開されたのが1973年、世界中…
男大空 / 雁屋哲 作 池上遼一 画 主人公 祭俵太と、財閥の後継者で金と力で社会を支配しようとする鬼堂凱との闘い。著者の作品「男組」の後継作。 ストーリー馬鹿馬鹿しいんだけど、ライバル鬼堂凱が中国殺人拳である暗黒拳法を身に付ける辺りからが面白い…
もっこり下ネタギャグで有名な徳弘正也さんですが、壮大なSF作品なども描いており幅の広い漫画家さんです。数々の名作があるので、ご紹介。 ①シェイプアップ乱 寿乱子はボディービルで鍛えた抜群のスタイルとスーパーパワーを持った女子高生。そんな乱子の…
創作活動は、作家さんの精神を消耗させるようです。特に週刊誌で連載されるギャグ漫画は、毎週、面白いネタを創り出さなければならず、そのプレッシャーから精神を病む漫画家さんがたくさんいました。そんなお話。 マカロニほうれん荘 / 鴨川つばめ 伝説の…
ドラえもん / 藤子 F 不二雄 単行本は45巻まで出ている。世代送りの漫画で、自分が読者であったのは15巻前後まで。 当初人気が出ず連載終了(6巻)したが、単行本化をきっかけに人気が出て連載を再開したらしい。 日本だけでなく海外(主にアジア圏)でも高…
ドラゴンボール / 鳥山 明 海外でも受け入れられた作品。今も新作アニメが放映されている。内容的に面白かったのはフリーザー編までだろうか。あれだけ強かったフリーザーがトランクスに一刀両断されてから、強さのインフレが始まる。悟空の変身は、スーパ…
北斗の拳/ 画 原哲夫 原作 武論尊 説明不要の名作ですが、 北斗の拳は、少年ジャンプ1983年41号から1988年35号に連載しており、単行本は全27巻発刊されています。 ケンシロウとラオウの激闘の末、ラオウが昇天する有名なシーンは第16巻で、その後、第24巻ま…
グラップラー刃牙 シリーズ / 板垣恵介 これも長い。もともとあり得ないような格闘家と闘っていたが、最近は恐竜時代の原始人とか宮本武蔵とか更に有り得ない相手と闘っている。トリケラトプス拳とか、あり得ないだろ〜ってツッコミを入れたくなるネタもこ…
ONE PIECE / 尾田栄一郎 もはや国民的漫画。 海賊王を目指すルフィと仲間達の冒険 主人公ルフィの性格、仲間達とのエピソードなど、新しいようで意外に少年マンガの王道。 海賊王を目指すという目的があるので、最終回には海賊王になる結末だろうが、連載が…