金魚のうたた寝

映画、漫画、小説などの話

2018-06-01から1ヶ月間の記事一覧

キング・オブ・コメディ

キング・オブ・コメディ 1983年 マーティン・スコセッシ監督 物語 コメディアンとして有名になりたいと考えているルパート・パプキンは、有名コメディアンのジェリー・ラングフォードを熱狂的ファンの群れから救い出し、強引にコネをつける。「今度事務所に…

音曜日 カーティス・メイフィールド

Curtis Mayfield ソウル・ミュージックの大御所。カーティスを聞いていると。最高の楽器って、ギターでもなく、ピアノでもなく人間の声だなと思います。 ファルセット・ヴォイスで歌うソウル・シンガーは多いけど、カーティスの声が一番美しい気がする。名曲…

ゼロ・グラビティ

ゼロ・グラビティ 2013年 アルフォンソ・キュアロン監督 物語 地表から600キロメートルも離れた宇宙で、ミッションを遂行していたメディカルエンジニアのライアン・ストーン博士(サンドラ・ブロック)とベテラン宇宙飛行士マット・コワルスキー(ジョージ・…

レイジング・ブル

レイジング・ブル 1980年 マーティン・スコセッシ監督 「ブロンクスの猛牛」とも呼ばれるようになるジェイクが、八百長試合を強いてくる組織との関係などに悩まされながらも栄光をつかみとる。しかし、妻のビッキーやセコンドを務める弟ジョーイに対し猜疑心…

喜劇 駅前弁当

喜劇 駅前弁当 1961年 物語 東海道線浜松駅の駅前に「互笑亭」という駅弁屋がある。そこの店主・景子(淡島千景)は夫に先立たれた未亡人。一緒に店を経営する弟・次郎(フランキー堺)は頼りないため、亡き夫の友人で織物工場の社長・柳田金太郎(森繋久彌…

ソナチネ

ソナチネ 1993年 北野武 監督 物語 暴力団同士の抗争で沖縄に援軍として派遣された村川は捨て駒で、一門に裏切られ命を狙われる。 北野武監督の四作目の映画。海外で認められ始めた頃の映画でしょうか。後の北野映画のエッセンスが詰まっているように思いま…

タクシー ドライバー

タクシー ドライバー 1976年 マーティン・スコセッシ監督 物語 タクシー運転手のトラビスは、大統領候補の選挙運動員ベッツィに心を惹かれる。だが、デートは失敗。そんな折、トラビスは13歳の売春婦、アイリスと出会い、足を洗うよう説得する。トラビスは使…

休憩 : ゴリラのココ亡くなる

手話で人間と意思疎通できるゴリラの「ココ」が、先週19日に死んだ。46歳だった。 ココは、1000語の手話を覚え、2000語程度の英単語を理解したゴリラで、人類と「会話」した初めての動物です。 優しい性格で、子猫の絵本が気にいり、飼育員に子…

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン 2002年 スピルバーグ監督 物語 高校生のフランク・W・アバグネイルは尊敬する父が母と離婚すると聞き、ショックで衝動的に家を飛び出してしまう。そして、生活のため偽造小切手の詐欺を始めるようになる。最初はなかなか…

胡同のひまわり

胡同(フートン)のひまわり 2005年 チャン・ヤン監督 物語 1976年、文化大革命後の北京。母と幸せに暮らしていた少年向陽(シャンヤン)のもとに、強制労働に駆り出されていた父が6年ぶりに帰ってくる。過酷な労働により画家への道を断たれた父は、息子にそ…

音曜日 グラハム・セントラル・ステーション

グラハム・セントラル・ステーション ラリ-・グラハムは、スライ&ザ・ファミリー・ストーンのメンバーだった。スライ&ザ・ファミリー・ストーンをやめた後に自らが作ったバンドがグラハム・セントラル・ステーションです。 ラリー・グラハムはスラップ奏…

プラダを着た悪魔

プラダを着た悪魔 2006年 物語 アンディ(アン・ハサウェイ)はジャーナリストを志しNYにやって来る。オシャレに関心のない彼女は、無謀にも一流ファッション誌ランウェイの面接を受ける。編集長ミランダ(メリル・ストリープ)のジュニア・アシスタントの仕…

喜劇 急行列車

喜劇 急行列車 1967年 物語 特急列車のベテラン車掌・青木吾一が佐世保長崎行に常務した際、偶然にもかつての思い人を見かけたことから、車内で大騒動を起こしてしまう。 寅さんシリーズが始まる前の渥美清さんが主演。鉄道映画って言ってもいいですね。当時…

二十四の瞳

二十四の瞳 1954年 木下恵介監督 物語 瀬戸内海に浮かぶ小豆島で12人の生徒たちを教えることになった大石先生。しかし、貧しい村の子供たちは希望通りに進学できず、やがて戦争の嵐に飲み込まれていく… 感動しました。最後の方は涙腺が緩みます。1954年の日…

お早よう

お早よう 1959年 小津安二郎監督 物語 郊外の住宅地、長屋のように複数の家族が隣り合って暮らしている。林家の息子実と勇はテレビがほしいと両親にねだるが、聞き入れてもらえない。子供たちは、要求を聞き入れてもらえるまで口を利かないというストライキ…

地獄の黙示録

地獄の黙示録 1979年 フランシス・コッポラ監督 物語 1960年代、戦争下のベトナムで大佐暗殺の特命を受けた大尉が、部下と共に遭遇する狂気と恐怖に満ちた体験を描く。 ヘリ攻撃や慰問シーンは記憶にあるけど、すっかり内容を忘れている。途中で寝たのかも。…

青春残酷物語

青春残酷物語 1960年 大島渚監督 物語 女子高生の真琴と陽子は、街へ遊びにでた帰りには、車を持つ男たちに誘いをかけて家まで送らせていた。しかし、この日、真琴は外車に乗る中年男にホテルへ連れ込まれそうになった。そこへ大学生/清が現われ、中年男を殴…

サタデーナイトフィーバー

サタデーナイトフィーバー 1977年 物語 ブルックリンのペンキ屋で働くトニーは、変わりばえのない毎日の生活にうんざりしていた。彼の生き甲斐は土曜日の夜にディスコで踊り明かすことだけ。ある日、ディスコで年上の女性ステファニーに出会う。同じブルック…

音曜日 Kind of Blue

Kind of Blue Miles Davis マイルス・デイヴィスが1959年に発表したアルバム。マイルスの代表的なアルバムです。 ジャズは好きですが、音楽理論はわからないので、モード・ジャズがどうのこうのと語れません。 このアルバムはいつも夜に聞きます。都会的でク…

喜びも悲しみも幾歳月

喜びも悲しみも幾歳月 1957年 木下恵介監督 物語 戦前から戦後まで、灯台守一家の25年にわたる波乱に満ちた生活と愛情を描いた作品。 月並みな表現だけど、心温まる映画。 主題歌「俺ら岬の灯台守は〜」は子供の頃よく耳にしましたが、改めて聞くと歌詞がい…

もやもや日記 初の米朝首脳会談

米朝首脳会談 歴史的な一日でした。まさかこんな日が来るとは! さて金正恩、市内観光など余裕を見せていましたが、これは緊張隠しですね。 顔、固いっす…。 豊臣秀吉と伊達政宗の初会見みたいですな。気分は白装束…。 トランプさん、米朝会談後に記者会見。…

赤線地帯

赤線地帯 1956年 溝口健二監督 物語 子持ち、亭主持ち、パンパン上り、又金に馮かれた女等々、売春防止法制定の頃の吉原の特殊飲食店「夢の里」を舞台に娼婦たちの生き様を生々しく描いた群像劇。溝口監督の遺作。 時代劇のような物語性はないのですが、現代…

マイノリティ・レポート

マイノリティ・レポート 2002年 スピルバーグ監督 物語 時は西暦2045年。実験的にスタートした犯罪撲滅のための試みは大きな成果を挙げていました。その要にあるのが、未来を透視し凶悪事件を起こす前に犯人を逮捕してしまう犯罪予防システム。ところがその…

バタフライ・エフェクト

バタフライ・エフェクト 物語 2004年 主人公のエヴァンは幼少期に時折記憶を失っていて医者が勧める治療の一環として日記をつけていた。20才になったエヴァンは記憶喪失になっていた間に起きた事件を思い出そうとするが…。 いや面白かった。この映画はネタバ…

シェイプ・オブ・ウォーター

シェイプ・オブ・ウォーター 2017年 ギレルモ・デル・トロ監督 物語 1962年、米ソ冷戦時代のアメリカで、政府の極秘研究所の清掃員として働く孤独なイライザは、同僚のゼルダと共に秘密の実験を目撃する。アマゾンで崇められていたという、人間ではない“彼”…

駅前団地

駅前団地 1961年 物語 拡張工事が続く東京郊外のマンモス団地。笑いが止まらないのは土地成金の権田孫作(伴淳)。幼友達の外科医・金太郎(森繁)が団地のそばに病院を新築しようと権田に土地を買いに行くと、ブローカー桜井(フランキー)と美人女医の珠代…

音曜日 ミウラメモリーズ

プロではありません。この前、街で出くわしたストリートライブのジャズバンドです。スティビーワンダーとかR&Bをジャズにアレンジして演奏していましたがグルーブ感があって良かったです。応援CD買いましたが、結構、楽しんでます。 収録曲 I Wish Just The …

彼岸花

彼岸花 1958年 小津安二郎監督 物語 平山(佐分利信)は長女・節子(有馬)の縁談に思いを巡らせていたところ、突然会社に現れた谷口(佐田)から節子と付き合っている、結婚を認めてほしいと告げられ憤慨する。駆け落ちしている友人の娘・文子(久我)には…

山椒大夫

山椒大夫 1954年 溝口健二監督 物語 平安時代末期、農民を救うため将軍にたてついた平正氏が左遷された。妻の玉木、娘の安寿と息子の厨子王は越後を旅している途中、人買いにだまされ離ればなれになってしまう。玉木は佐渡に、安寿と厨子王は丹後の山椒大夫…

もやもや日記 「万引き家族」の場外乱闘

昨日「万引き家族」を観て、その余韻から作品情報をネットで調べていたら、作品の本質と関係のないところで盛り上がっていて残念な気持ちがしました。 火をつけたのは、フランスのフィガロ紙。パルムドール受賞を祝福しない安倍総理大臣を批判した記事を掲載…