金魚のうたた寝

映画、漫画、小説などの話

そうだ小説を読もう 10


悪童日記   /   アゴタ・クリストフ

 

物語

戦争が激しさを増し、双子の「ぼくら」は、小さな町に住むおばあちゃんのもとへ疎開した。その日から、ぼくらの過酷な日々が始まった。人間の醜さや哀しさ、世の不条理―非情な現実を目にするたびに、ぼくらはそれを克明に日記にしるす。戦争が暗い影を落とすなか、ぼくらはしたたかに生き抜いていく。人間の真実をえぐる圧倒的筆力で読書界に感動の嵐を巻き起こした、ハンガリー生まれの女性亡命作家の衝撃の処女作。

『ふたりの証拠』『第三の嘘』と続く3部作

 悪童日記 (ハヤカワepi文庫)

 

「ぼくと1ルビーの神様」同様に、悲惨な話なんですが、狂った社会で、狂った悪童が生きていく。狂ってなければ生きていけない。

そんな感じで一気読み。