いい意味でも悪い意味でも、原作を超えてしまったと思う映画を3つ。
劇場版ルパン三世の最高傑作だと思うけど、原作にあった大人向けなルパンのイメージが全くない。完全に宮崎駿版ルパンだ。
劇場版第一作目のルパンの方が、ルパンらしさが出ていてる。監督によって一番差が出るのはルパンが敵を殺すかどうかだ。
一作目は、ルパン自らがマモーを葬っている。
カリオストロ伯爵もルパンと対決して殺られるが、ルパン自らは手を下していない。
オリジナルのルパンならワルサーp38で決着をつけただろう。
劇場版、「うる星やつら」の二作目。胡蝶の夢をモチーフにしたSFサスペンス作品。押井守監督を評価づけた傑作であるが、作品世界の違いから、原作者の高橋留美子を激怒させた。
宮崎駿監督と逆で、子供向けの楽しいコメディを、ダークな大人の作品にしてしまった。
3.シャイニング
キューブリックが監督したシャイニングはホラー映画のお手本とも言われるが、原作者のS.キングは「思い違いだらけで腹立たしい期待外れの映画」とキューブリックへの怒りを隠さない。
キューブリックは映像の恐怖感を追求し、原作にある人物描写や設定は無視しているため、S.キングの作品とは似て異なる話になった。
キューブリックのシャイニングに不満を持ったS.キングが制作総指揮したシャイニングがこちらです。