人生はチョコレートの箱

フォレストガンプ   1994年

物語

知能指数は劣るが、純真な心を持つフォレストの数奇な人生をアメリカの歴史に絡めながら描くドラマ。

 僕はこの映画が実在の人物をモデルにしたものと勘違いしていた。彼の名前のレストランもあるし。笑

フォレストは知能が低いが純粋な男だが運が味方して成功する。一方、フォレストが恋する幼なじみのジェニーはリベラルな時代の風潮に踊らされ決して幸せとは言えない人生を送る。二人の愛の結末は‥

ドラマを理解する背景として、フォレスト・ガンプは、知能が低いが、結果的に誠実な人生を送る「保守」、一方のジェニーは進歩的だが、結果的に軽薄な人生を送る「リベラル」という政治思想的な対比がある。

この映画はベトナム戦争やウォーターゲート事件、アップルの急成長などアメリカの価値観が大きく変わった激動の時代を、ガンプ（まぬけ＝愚直）に走り続けた男の物語なのです。

Run Forrest Run!

 辛口批評をすると、時代感覚を共有しない日本人には理解しにくい映画です。（正直つまらないと思った人が多いはず。）

それでも面白いなと思わせるのは、トムハンクスが演じるフォレストのキャラクターや、人生の不思議な不思議な展開でしょうか。

Forrest Gump TRAILER

「人生はチョコレートの箱みたいなもの。食べてみるまで中身は分からない」

おしまい