向日葵の咲かない夏 道尾秀介
物語
主人公ミチオは先生に頼まれ欠席した級友Sの家を訪れるが、首を吊って死んでいるSを発見するのだが、その後、Sの死体は何故か消えてしまう。一週間後、蜘蛛に生まれ変わったSがミチオの前に現れ「僕は殺されたんだ」と伝える。ミチオは彼の無念を晴らすため、事件を追いはじめる。
初めて読んだ道尾秀介さんの作品がこれ。
タイトルとカバーイラストから純文学的な爽やかなイメージかと思い読み始めたが、暗いミステリーだった。
しかも、かなりトリッキーな作品です。僕は伏線を押さえず何となく読み終えてしまい、後でネタバレ書評を見て「そうだったんだ」という点が多かった。ミステリーは注意が必要だと思いました。
この作品の後、道尾秀介さんの他の作品も読みましたが、初めて読んだこの作品のイメージが一番強いです。道尾作品は影のある主人公とか暗い話が多いのですが、「カラスの親指」のようなライトな作品もあり、こちらは素直に楽しめます。
映画化もされました。2012年
道尾秀介さんは「月と蟹」で直木賞を受賞しますが、僕は話の世界観に入れず、途中で疲れてしまい最後まで読んでいないです。m(_ _)m
続きはいつか。