猿の惑星 1968年
原作はフランスの作家ピエール・ブールの小説。ピエール・ブールの代表作には「猿の惑星」の他に、「戦場にかける橋」がある。
ピエール・ブールは戦時中、インドシナで自由フランス軍の兵士として戦っており、そのときの経験から「戦場にかける橋」などを書いている。
「猿の惑星」も、戦時中の捕虜経験や日本兵から猿が支配する社会の着想を得たのは事実。猿のモデルにされた日本人としては気分のいい話ではありませんが、作品は決して日本人を差別中傷したものではありません。
原作では、主人公は猿の惑星で知り合った女性をともなって地球に帰還しますが、地球で宇宙船から降りた彼らを出迎えたのは猿だったというオチです。
つまり捕虜から解放されて本国フランスに帰ったら日本兵と同じような野蛮な人間が沢山いたということで、風刺の先は自国の文明に向けられたものでした。
さてさて映画の方ですが、一作目は衝撃的なラストシーンが記憶に残る名作ですが、続編は二本目のバナナを狙った映画会社の猿たちが作った駄作です。
しかもゴリラは黒人、オランウータンはイギリス系白人、チンパンジーはユダヤ系というようなイメージで描かれており、こちらの方が人種差別的です。
内容もくだらなく、子供目線でもつまらなかった記憶があります。
猿の惑星オリジナルシリーズ
続・猿の惑星
新・猿の惑星
猿の惑星・征服
最後の猿の惑星
新シリーズ
PLANET OF THE APES/猿の惑星
猿の惑星: 創世記
猿の惑星: 新世紀
猿の惑星: 聖戦記
ミノタウロスの皿
藤子F不二雄の短編漫画
猿の惑星、的なお話。牛が支配している星で、人類は家畜になっている・・・
こっちの方が面白いよ。
おしまい