バットマン 1989年
物語
犯罪者が蔓延る大都市、ゴッサム・シティ。正義感に溢れる新任検事を迎え入れて犯罪の撲滅を図るが成果は中々上がらない。一方で、近頃になって犯罪者たちの間には、仲間が次々とコウモリ男に襲われたという噂が流れていた。
「ビートルジュース」をヒットさせたティム・バートン監督が作ったバットマン。ティム・バートン監督の独特な世界観がバットマンのダークヒーローのイメージとマッチしていた。
マイケル・キートン演じるブルース・ウェインは幼少の頃に眼前で強盗に殺害され、以来、犯罪者への復讐心から、バットマンに変装して犯罪者と闘うようになる。
マフィアのジャックはバットマンとの闘いで化学薬品の液槽に落ちてしまいトランプのジョーカーのような顔になってしまう。そのショックから精神に異常を来たし、サイコな悪人ジョーカーとなる。
ジョーカー役にアカデミー賞受賞男優のジャック・ニコルソンを使う破格のキャスト。ジャック・ニコルソンに払うお金がなく興行収入から一定の額を受け取ることのできる契約としたが、映画の想定外の大ヒットで、ジャック・ニコルソンは最終的に6000万ドルの報酬を得た。
ブルース・ウェインの恋人ヴィッキー・ヴェール役は「ナインハーフ」で人気になったキム・ベーシンガー。
音楽にプリンスを使い話題になった。
映画は大ヒットしシリーズ化。ティム・バートン監督とマイケル・キートン主演による「バットマン・リターンズ」も作られた。
三作目からは監督、主演を替えてシリーズは現在も続いている。