バクダッド・カフェ 1987年
物語
アメリカ合衆国ラスべガス近郊のモハーヴェ砂漠のうらぶれたカフェに集う人々と、そこに現れたドイツ人旅行者ジャスミンの交流を描く作品。
夫婦でラスベガスへの旅行の途中、夫婦喧嘩をした中年のおばさんが、一人、車を降りてバクダッド・カフェという寂れたモーテルにたどり着く。なんか、つまらなさそうな展開に挫けそうになったが、最後まで見たらなかなか面白かった。名画でした。
主人公のジャスミン、ドイツのバイエルンから来た。中年太りの叔母さんが、映画の最後ではチャーミングに見えるから不思議。
ついつい不機嫌に当たり散らしてしまう女主人、ブレンダ。亭主に逃げられます。
突発的に家を出ていってしまうが、妻のことが心配で遠くから双眼鏡で見ているブレンダの亭主。
ピアニストを夢見る少年
母親と喧嘩しては男と遊んでばっかりの娘。
老いてなお人生を楽しむカウボーイ風の老画家。
妖艶で寡黙な刺青入れの女性
音楽の Calling You /ジェヴェッタ・スティールが素晴らしい。聴いたことのある曲です。
おまけ、ネタバレにならない程度
ここで終わりにしてもいい感じなんだけど、この後、観客を喜ばせるショーがありハッピーエンドになります。
芸術映画らしくない展開をエクスキューズをするように、劇中の刺青入れの女性が「too much harmony 」と言ってバクダッド・カフェを去ります。
今年20本目の映画鑑賞