金魚のうたた寝

映画、漫画、小説などの話

カサブランカ

カサブランカ               1942年

物語

戦火近づく'40年の仏領モロッコカサブランカは、自由を求めて渡米しようとする人々で溢れていた。ナイトクラブを経営するリックの元へ、ナチの手を逃れてここまでやって来た抵抗運動の指導者が現れる。だがその人物の妻は、かつてパリでリックと恋に落ちたイルザだった……。 

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ラブロマンスとして有名な映画ですが、アメリカのWW2参戦を促すために1938年に企画されたユダヤ人映画製作者による反ナチズム・プロパガンダ映画でした。

映画は大ヒット。プロパガンダ映画と意識させないことで、効果的に反ナチズム感情の植え付けに成功しました。

歴史的な視点で反ナチズムは正しい判断だったとしても、感情レベルで世論を誘導してしまう手法は恐ろしいですね‥

 

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リック: ハンフリー・ボガード

沢田研二の「カサブランカ・ダンディ」のボギーはボガードの愛称だったのですね。

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イルザ : イングリッド・バーグマン 

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ラズロ : ポール・ヘンリード 

 

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ピアニスト、ドゥーリー・ウィルソンの弾く「As Time Goes By」は名曲。いい映画にはいい音楽あり。 

 

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有名なセリフ「君の瞳に乾杯!」

英語の「Here's looking at you」は「お目にかかれたことに乾杯!」程度の意味。名セリフではなく神翻訳のようです。